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AAFSchool AAF10年の記録を出版するために

アサヒアートフェスティバル AAF なんだかんだと関わることになりぼちぼち10年。アサヒビールの加藤さんと最初にお会いしたのが1993年だったからもうすぐ20年。

AAFSchool AAF10年の記録を出版するために_a0010575_0385314.jpg20年前ということは今の僕よりも若かった加藤さんとお会いしてたということか。

10年たったということは…じゃあ、当時いろいろ一緒に動いていた10歳上の世代の人達の当時の年齢に今の自分がなったということ。

みんな偉かったような気がしていたが、今の僕は全然えらくないなぁ。

AAFSchool AAF10年の記録を出版するために_a0010575_0393783.jpg10年前だとまだブログサイトがなかったし、ウェブサイトをつくるのがやっとで、掲示板が登場していた頃。ISDNからADSLに変わったころか。そのまえの10年になるとインターネットはなくパソコン通信時代だった…いづれにしてもPCの利用やアプリケーションの普及やOSという概念の浸透や…映像機器の普及も含めて一般の人が表現したりメディアを作ったりできる技術革新と地域系アートプロジェクトの発達の関係は無視できない。

今回のスクールはウェブサイトでアーカイブを制作している専門の入江さんと最近いろいろな美術カタログや美術本を出版している編集の影山さんと二人を講師に招いてアーカイブと出版の視点の違いについて講義してもらう。

出版だけで記録集を作っても魅情報だけが多くなり魅力がなく売れる本は難しい。しかも配布が出版部数しか配布できないし、高額になってしまうので手に取って買ってもらうという高いハードルがある。

一方、ウェブサイトでのアーカイブは大量のデータを扱えだれでもアクセスできるし、時代を超えて長期にわたり保存したり情報の追加もできるが、アクセスを促すために管理運営する視点も大切になる。

この2者の関係をちゃんと捉えてしっかりしたアーカイブを作ろうとするプロセスを今回スクールという形で公開することにした。

しかし入江さんが作ってきたウェブサイトの代表作、ネットTAMは凄すぎる。95年から2005年ぐらいまで全国で行われていたトヨタアートマネジメント講座のアーカイブをしっかり作りながら、ちゃんと今も多くの人に使われている財産のようなサイトになっている。

このような人と仕事できることが幸せ。
by fuji-studio | 2011-12-04 22:23 | ・講座/対話/研究会