損害賠償請求預金ってどうだろう?
多くの人がそうであるように、この数か月ずっとモヤモヤし続けている。
特にいろいろ抱えてモヤモヤしている人との対話を重ねているとさらにモヤモヤは累積する。


a0010575_12103983.jpgこの累積をどうにかできないかと考えてきたが…一番のモヤモヤの原因はこのモヤモヤをアートでどうにかしようというどうにも違和感ある方向性。

確かにモヤモヤは活動の種だと思っているし、そこから何か凄い表現が生まれてくる期待感が大きい…しかし、放射能被害に対してアートも糞もないだろうと内心つぶやき続けてきた。

はっきり言って被害を被ったと自覚した段階で「闘い」だろうと。

いや、事故が発生した段階から闘いは始まっている。 しかし…モヤモヤの問題は被害を被ったという意識が拡散されていることにもある。


a0010575_12181766.jpg意識のどこかで損害賠償請求したいと思っている人は多いが、問題はその対象…請求するべき相手にあるのだなと気づいた。

ちなみに一番精神的負担を抱え損害賠償請求をしなければならないのは当の電力会社の社員や従業員を含め原子力発電所の事故現場に近い人に違いない。そして、一番の受益者はその現場からシステムの上でも遠くに身を置いていながら多くの利益を手にしている人…


a0010575_12324365.png累積すると精神的被害も含め当事者たちは相当な額の請求ができるだろうがその分給料をもらっているので相殺される金額も多い。問題はその差額がどうなのか…だと思う。

とりあえず損害賠償請求額を計上するアプリケーションをプログラムするプロジェクトを提案したい。

避難にかかった移動費、経費、その後の日常の飲食費、水代・食費、医療費、通院費、通常仕事をしていたら当然入るだろう収入、現実の放射能汚染被害による物損。除去作業の金額や危険作業費、そして精神的負担の慰謝料等々…。


a0010575_20333129.pngそれは過去に遡るだけではなく、今後将来にわたりずっと加算されて計算されるべきものなのだろう。

それをだれもが簡単にタッチパネルで入力できるアプリをつくるのだどうだろう。

そしてそれぞれアップロードするとネットワーク上で累積計算され、地域別とかで現在の、あるいは数年後の請求されるべき損賠賠償額が見えるシステムの構築が必要だと思う。

それを貯金感覚で累積し、将来必ずもらえる貯金として蓄積してゆき、累積金額が一目瞭然に見えるアプリケーション。 もしかするとそれは世代を超えて貯蓄し続けることになるのかも。

問題はそれをどこに請求するのか…だと思う。


a0010575_2035869.pngそれをとりあえず、「放射能汚染を引き起こしてしまった精神」に対して請求するのはどうだろうかと考えてみた。

僕の中にも無自覚に…、原子力発電所周辺の住民は特に、それを認めていた精神がある。そして多少の利益を受けてきた。

損害賠償請求額の累積からその精神の量に応じて相殺される部分もあってしかるべきだと思う。


a0010575_2036473.png原子力発電所建設に反対運動を続けてきた人ならともかく、ずっと無口に無関心を装い無視することで放射能汚染を結果的に認めてしまった精神も含めて損害賠償請求を受ける必要がある。

あるいはそれを認め推進してきた知事や市長や議員、あるいは政党を当選させてきた責任もマイナス部分として累積すべきだと思う。

その算出もまたアプリケーションでしっかりフォローする必要がある。

問題はその差額が将来的にいくらになるのか…だと思う。


a0010575_12192375.pngいつでも金額入りの損害倍所請求書のフォーマットを多くの被害者が持つことのできるとても便利なアプリケーションを作るプロジェクトはどうだろう?

法律家や専門家の知恵を借りて東京電力が配布している書類や、これまでの損害賠償額の事例や過去のあらゆる慰謝料請求の事例に基づいた現実に即したアプリケーションの開発はこのモヤモヤを少しは解消してくれるんじゃないかな。

特に現場で放射能汚染にどのような態度をとっていいかわからずモヤモヤしている人はとにかく一度計算してみて、将来登場して来る「受益者」に請求する用意をするのがいいんじゃないかな。

損害ではなく将来絶対とりもどす「貯蓄」として。

…などと…最近いろいろな人に話を詩ながら意見を聞いています。

とはいえ…問題は放射能汚染を除去することなのでしょうが…数世代抱えなければいけないんですよね。地球全体で…。

…てなことをいわき湯本でもお話ししてしまいました。

こんなのいかがでしょうか?
by fuji-studio | 2011-12-06 20:40 | ・思索雑感/ImageTrash


<< 部活動から部室への発想の転換 AAFSchool AAF10... >>