ブログから離れていく自分の時間
2011年 10月 20日
自分に向き合うメディアとして10代にクロッキー帳に出会い、20代の前半にコクヨのノートになり…ノートと万年筆というスタイルを続けて20年が過ぎ…2000年ぐらいからウェブ上の掲示板を使うようになり2004年からこのエキサイトブログを利用してきた。
ノートは公開されないものだが、このブログは公開される。最初はそのシステムが新鮮でいろいろな利用法を模索することにはまってゆき、ほぼ毎日のように書き込むことが義務のようになっていた時期もある。
メディアに振り回されないように3年前ぐらいから再びノートとこのブログの使い分けを模索するようになり、もっと手を動かすノートに向き合うようにしつつ、意識的にウェブメディアはルーズに使うように心がけ、自分の動き方に合わせて最低限にレポートするように心がけてきた。
そこに襲い掛かってきたのがフェイスブックとツイッター。
最初はそのシクミを理解するために興味本位で利用し始めたが、多くの人がそうであるように3.11以降ツイッターに侵され、自分に向き合い、自分を記述する時間がまったく失われ、ひたすら情報を収集した。
そもそも、自転車操業の自営業者には休みという時間というのがないので、だいたい自分に向き合う「自分の時間」というのは朝食前や昼食後のわずかの間だったり、移動時間だったり、就寝前の時間だったり、仕事の隙間のわずかな時間しかない。
そこをツイッターに侵され、つぶやく以上に情報をあさり始めた時期があった。それが落ち着いて数か月…おそらく同じような理由だと思うがツイッター利用者がフェイスブックに移動し始めた。
毎日のように届く友達リクエストは結果的にフェイスブックの利用を加速することになりフェイスブックの複雑な構造を徐々に理解するにつけ、ブログの書き込む時間を必然性をまったく奪ってしまうことになりつつある。
どうなるのかな、このブログ…と思いながら、夏休みの宿題がまだ終わっていない小学生のような状態で夏以降の僕自身の動きはここには何もない。
・・・ということで、ここにもぼちぼち報告しますが、今はフェイスブックにいろいろアップしていますのでそちらもよろしくお願いします。
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