豊島タワーからの風景を描いてみたり・・・
2011年 01月 18日
2月半ばからはじまるモリユウギャラリーでの展覧会の為に、このところ去年一年間でため込んだイメージを描いているが、どうしても豊島の藤島八十郎の描こうとしていたイメージを描いてしまう。
藤島八十郎のイメージは藤浩志のイメージとはどこかズレがあるのだが、そこが興味深い。
藤島八十郎がどういう視線を持っていたかをイメージしながら描こうとしてみる。
やっぱり今度の展覧会タイトルは「藤島八十郎の為に」かな?
そもそも豊島での「藤島八十郎をつくる」では島のいろいろな場所でスケッチをしてゆく予定だった。
それが現実的にはまったくできなかった。
島のいろいろな物語をヒヤリングしつつリサーチし、文章として描いてゆく役割を管巻三十郎にお願いして、僕はその物語をビジュアル化してゆこうと考えていた。
モノゴトはいつもズレながら進行する。そもそも「どうありたい」というつもりが確固たるものでないかぎり、ズレてゆくそのズレをどこまで許容するかの感性が問題となる。
現場ではズレまくることが面白かったりもする。
そのズレの面白さをどこまで具体的なイメージとして具現化できるか…それが今抱えている問題だと思っている。
そのつもりでイメージを描こうとするが…そこでもまたズレまくる。
ああ、ズレてばっかりでどこに行くのだろう…?