水…か。風土…土と風をつなぐものだな。
豊島美術館がオープンして地元の人の評判があまりにもいいので思わずがまんできずに見に行った。

a0010575_10461154.jpg水だということは随分前から聞いていたが、本当に水だった。

水の流れをみていて…水について考えたり、人間について考えたり、組織について考えてしまったり、政治について考えたり、環境について考えたり…とにかくとてもいい時間を過ごせるいいところができた。


a0010575_10474286.jpg先日のかじこでのトークの時にちらっと話した風土の話に「水」の話を入れればよかったと、岡山から豊島に向かうフェリーの中で考えていた。

水は土と風を繋ぐとても重要な存在だということ。


a0010575_10484454.jpg以前このブログで書いてみた風と土についての記述をみてもらった上での水の存在についてだが…(ここにリンクしときますので是非読んでね。)

水の出どころは主に二つ。

ひとつは雨。そしてその雨が地下深く沈み浄化され湧き出てくる地下水。


a0010575_10494089.jpg地域活動と表現の関係でその役割をたとえるならば、水は土と風を繋ぐとても重要な存在。

それは土地に潜在している場合もあれば、風と共に空から降ってくる場合もあれば、あるいは川の流れのように高いところから低いところへ流れてくる場合もある。

土がどんなに肥えていて種が蒔かれても、地域に対する興味だとか、種に対しての興味がが注がれなければ種は発芽しない。それが水なのかな…と。


a0010575_10502611.jpg以前、plants!というミーティングテーブルを主宰していたときに、地域の苗を育てる水と光は「興味」と「関心」そして「批判」だという話をしていた。

どんな活動でもそこに興味や関心を注ぐ人がいなければ育たないし、批判を受けることで活動は強くなれる。

とにかく、水。


a0010575_1051614.jpg土の人もいれば、風の人もいる。そして水の人もいる。

水も大量に流れ込めば洪水になる。洪水を食い止めるのは巨大な溝やダムをつくることではなく、森を育て、池をつくり、土そのものの浸透性を高くし、水の流れを分散させ…

河川の改修についての話ではない。


a0010575_10515826.jpg瀬戸内国際のような大量に流れ込む水(興味を持つ大事な人達)の話だ。

地域にとって必要な水の存在は、ただ流れてゆくだけの大量の水ではない、地域に浸透し、ある場合は土の豊穣化を助け、ある場合は渇きを癒し、地域を清め、作物を育てるような適正で、多種多様な水。

とにかく、水の存在が適正な量だけ豊島に浸透してゆき、土と種を育てる風土になればいい。

・・・

とにかく豊島、これからの期待は相当大きい。内藤礼さん福武さん、そして実際に作ってくれた人、本当にありがとうございます。

そう。…水なんですね。

そういえば、宇野澤の存在は水だなー。
by fuji-studio | 2010-10-29 10:58 | ◎瀬戸内国際芸術祭・藤島八十郎


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