去年紹介したみなみ幼稚園の持つ森で大人達が遊ぶ。
2010年 10月 11日
この森で開かれたらどれほど心地よかっただろう。いい音楽といい食べ物といいお酒といい友人たちと…一番の贅沢だな。
このような地域イベントとしてそのカフェが実現できるのはとてもうれしい。それにしても、この森には幼稚園児がやってきて、思い思いに遊ぶのだとか。
たまには保護者と園児が手作りのマーケットを出してフリーマーケットを楽しむのだとか。
子どもの遊びを導く大人のあり方についてのヒヤリングをしにわざわざ福岡までやってきてくれたのだが、そのとき会話の中ではじめてある考えに気づかされた。
子どもはただ目の前の現象に夢中になる。
自分の行動に夢中になる。
何かをさせようとしたり何かを教えようとする大人の常識や価値観が子ども達の「自分で見つけ出す」という貴重なチャンスをいかに邪魔し、阻害し、歪曲させているか。
そんな貴重な宝物のような時間をいかに阻害し、剥奪しているか。
そう、森はそもそも優しい安心できる場というよりはむしろ神秘的なところ。
それは意図的なのかどうかはわからないが、まるで魔法使いが住んでそうな…国籍を超え、現実を超えた空間。
友人の出店する蚤の市で感覚的に興味のあるものを集めていると知らず知らずのうちにランプやガラスなどがたくさん集まったのだそうだ。
そしてここで幼稚園の頃育った子どもたちがまた大人になり、ここで、そのころのことを思い出し、感性に正直な活動を行うことができる「まちのシクミ」も素晴らしい。
なんと! ポニーの馬車!
これぞ僕が北本の駅前に降り立った時にイメージしてしまった姿。
北本でなくもいいが、どこかの自治体とがっつりやりたいイメージ。
牧場を市民が経営し、駅前の雑木林の中にロバやポニーがひくコミュニティ馬車が市内を運行するまち。
それが実現できるのはまだまだ先なのかな。経済のためや地域の活性化の為にはたらくのではなく、個人の精神の豊かさの為に働く人が増えるような地域に育つのはいつの日か…。