こもるはずだったのに・・・ねぶたのシステムが気になりすぎる。
2010年 07月 31日
森の中でじっとしていると、その自分自身の態度に違和感が生じてきて、もっと青森でできることがあるのでは・・・という疑問が膨らむ。
運命的に・・・この時期青森県の各所ではあの有名な「ねぶた」で県内全体が盛り上がっているらしい。
それを無視して、ゲイジュツに縛られ、絵本作家を演じるのはいかがなものか・・・。との自問自答。
結局、体が動いてしまう。
ねぶたのシクミを読み込もうと山をおりる。
しかし、すごいなぁ。ある意味まちかざりの完成された仕組み。
地域の企業や町内会、様々なシクミが「ねぶた」という祭りに向き合う時間を共有する場が用意されている。
青森駅のすぐ近くの海沿いに用意されたねぶたを制作するための仮設のテント。
サンタフェで美術館の裏に用意してもらったテントのような巨大なものが22張りもある。
青森のねぶたの場合、大型ねぶたは企業が協賛してつくっているとかで、ひとつ2000万円程度の予算がかかるのだとか。
それを毎年続けているシステムは凄い・・・ものの、なぜ市内を回遊させるようにこれらのテントが市内各所に点在していないのか・・・という疑問も生じたりして・・・
ねぶたのストラクチャを分解していろいろ僕なりにいじってみることはもしかすると、今後の僕の活動に必然なのではないかという妄想が湧き出てきて、仕方ないのでそのあたりに可能な限り費やしてみる覚悟を決める。
素材の分解分類、社会システムの分解分類、モチーフの分解、物語の分解分類。
これらのねぶたの終わったあとの廃材の行方も気になるし、小さな地域でのねぶたやねぷた(弘前ではぶじゃなくてぷになるらしい。)あるいは八戸の山車も気になる。
とりあえず、いじるうちに何かができてしまうかな・・・。
青森の大型ねぶたの廃材もらえないかな・・・と結構難しい課題を思いついてしまい・・・日沼さん、ごめんなさい。